診療室
山本先生
昨日、FPRS勉強会の特別講演の演者として、NYでも一緒にお食事した山本英夫先生に来て頂きました。
山本先生はボストン大学歯学部の准教授であり、ボストン市内にプライベートの歯科診療所も持っている補綴(歯の被せもの)のスペシャリストです。
講演内容は『補綴の成功と失敗』というものでした。
見とれてしまうようなとても美しい治療ばかりでしたが、山本先生は何度となく『みんな美しい症例やカッコいい治療に目が行きがちになりますが、基本が大切です。』とおっしゃっていました。
===適切な知識を駆使して診断し、治療の計画をたて、 ===
===的確な技術でそれを実現する。 ===
===その結果が美しい症例となり、長期予後をもたらす。===
至極当然であるが、常にそれを実現するには毎日のたゆまない努力が必要です。
また『新しい材料や治療法が必ずしも良いとは限らない。エビデンスが重要です。』とも言われていました。
知識としても大変ためになる講演内容でしたが、
そのフィロソフィも素敵でした。
ためになる事がたくさんありましたので、
明日からの診療にぜひ生かしていかなければと思いました。
平日の夜の講演会でしたが、その後は焼き鳥屋さんで懇親会が催されました。
山本先生どうもありがとうございました。